なんとなく予約した香川旅ですが、ちょうど瀬戸内国際芸術祭の会期でした。GW後半なのに飛行機は半数以上がインバウンド客。想定外の混雑でも徒歩+バスで効率的に回れた直島アート鑑賞プランをご紹介します。
2025年GWに、7歳男子と母でいってきました。
目次
前提
- 母はペーパードライバーのため運転不可。
- 子は自転車覚えたでのへろへろドライバー。
- ふたりとも割と体力あり、歩ける。
ということで、自転車も車も借りず身一つで挑みました。探せば子乗せ自転車も借りられるかもしれません。直島は長年アートの街をやっているので、よく整備されバスの本数も割と沢山あります。その反面インバウンドバブルで近隣の島よりも物価高めな印象でした。
事前準備 -鑑賞チケットの予約-
主要なベネッセ直営施設は事前に日時指定予約が必須です。オフィシャルサイトのご確認を。
私たちは地中美術館のみ販売開始すぐの2ヶ月前ころに予約しました。反対側の本村港近くに宿がとれたので、高松から直島・家浦港に到着したら地中美術館→宿チェックイン→宿周辺の家プロジェクト散策とルートを組み、地中美術館チケットは10:45からにしました。少し遅すぎかと思っていましたが、道すがらにビーチや公園があるので寄り道しながらちょうどよく到着。ご興味があれば、家プロジェクトの「きんざ」「南寺」、「時の回廊」も日時指定チケットが必要なのでご購入を。その他大体の家プロジェクトは、瀬戸内国際芸術祭パスの提示で鑑賞できました。
美術館予約はこちらから
https://benesse-artsite.jp/general-information.html
瀬戸内国際芸術祭パス
またGWは瀬戸内国際芸術祭の春会期真っ只中だったので、瀬戸芸パスも購入していきました。こちらも子どもは無料、大人は4500円でした。購入後に発見しましたが、Klookなどの旅行サイトでも販売しており、期間限定プロモーションなどで少しお安くなっている可能性も。*但し、コンビニなどでの発券と、島内や高松港での引き換えが必要。オフィシャルサイトからは公式アプリに連携されるデジタルチケットが購入できるので、引き換えは不要です。でも事前に知っていたら、面倒でも安い方を選んでいたかな。
瀬戸内国際芸術祭チケット購入はこちらから
https://setouchi-artfest.jp/buy/passport/
直島へのアクセス
高松港からフェリーか高速船でアクセスできます。高速船とフェリーの切符売り場は異なるのでご注意を。私たちはフェリーを選びました。
料金は片道大人520円、子ども260円。朝イチ8:12発のフェリーでも30分前には大行列ができていました。大型船なので乗り切れないことはなさそうでしたが、人用のチケットは事前予約不可で出航30分前から販売されるので早めに行った方が良いかも。船内の座席は満席で、屋上では海風にさらされ極寒でした。車用チケットは事前予約必須のようです。
男木島、女木島へのフェリーは小さいのか乗り切れない人もいるようでした。


島内の移動手段
私たちの移動手段は徒歩とバス。バス時刻表で使いやすかったのは直島観光デジタルマップでした。
直島エリアマップ デジタルブック
https://naoshima.net/guidemap/
直島アート鑑賞モデルプラン
- 9:009:00 直島・家浦港着
I❤️湯 外観のみ鑑賞(徒歩5分)
地中美術館まで散歩(徒歩30分)
道中砂浜や公園で遊ぶ - 10:45地中美術館
地中カフェでおやつ
- 11:50バスで本村港へ(つつじ荘で乗り換え)
- 12:30宿にチェックイン
西村荘
ランチ:Luke’s Pizza
小林商店で買い出し - 14:30家プロジェクト散策
Ring of Fire – ヤンの太陽 & ウィーラセタクンの月
本村ラウンジ&アーカイブ
家プロジェクト「角屋」
家プロジェクト「碁会所」
The Naoshima Plan 「水」
家プロジェクト「石橋」
家プロジェクト「はいしゃ」
家プロジェクト「護王神社」 - 翌10:00直島・本村港→豊島へ
家プロジェクトは各所が近接しているので徒歩でも回りやすいです。「南寺」と「きんざ」は予約制で瀬戸芸パスとは別料金なので今回は行きませんでした。最後に行った「護王神社」への道は、軽い山登りなのでご注意を。





子連れに優しい宿
今回は楽天トラベルで見つけた西村屋さんにお世話になりました。
民宿・西村屋
こちらはインフレする直島の中で、一泊6,500円ととてもリーズナブルで優しいお宿。2階はみていませんが、一階に2部屋、2階にも泊まっているご家族がいて、全3,4部屋ある民宿です。給湯器のお湯やドリップコーヒーはフリーで、共用の冷蔵庫もありました。トイレとお風呂は共用でひとつずつですが混雑することはなかったです。お部屋にはテレビもあります。お風呂には2種類ずつのシャンプー・トリートメント・ボディソープが備えられていて、選べるのがとても気の利いたサービスだなぁと思いました。
宿のご主人がとても優しくて、チェックイン後には近隣を一緒に散歩しながら案内までしてくださいました!途中、防空壕が残っていたり、教えてもらわなければわからなかったこともたくさん。もうすぐ近くの丘の上に新美術館館ができることを、とても嬉しく思っていらっしゃるようでした。直島が観光地となり、この10数年で激変する中で、変わらず、お客さん思いで民宿を続けてくださっていることに感謝です。
住所:〒761-3110 Kagawa, Kagawa District, Naoshima, 本村746

穴場買い出しスポット
西村屋さんからの予約完了メールで、近くにスーパー(コープ)があることを伺っていたので夕食、朝食はそこで調達しようと考えていました。しかし、日曜日は定休日!終わった!と思って調べていて見つけたのが岡本商店さん。
小林商店
家プロジェクト、はいしゃの近くの商店です。私が行った時は半分シャッターが閉まっていましたが、ひっそりと、営業されていました。カップラーメンやお酒、お菓子、アイスなど必要最低限のなものは適正価格で調達できました。こちらで見つけた日本酒がかわいく、お土産に購入。小豆島のコンビニにもありましたがこちらのが少しお安く提供されていました。ありがたや。
住所:〒761-3110 Kagawa, Kagawa District, Naoshima, 本村1122-3
まとめ
子どもが割とよく歩ける年齢なら、徒歩でも意外と満足に回れました。きれいな瀬戸内海を見渡しながらの散歩だけでも贅沢な時間。我が家は息子と母なのでもう銭湯には行けないのですが、I❤️湯にも入りたかったな。その場合は、岡山から本村港着のフェリーで入島して、家浦港から帰る私たちと逆ルートをたどるのもよいかも。
鑑賞できた中では、アピチャッポンの「Ring of fire」が印象的でした。見るだけではわからないので、ぜひスタッフの方に仕掛けの裏側を聞いてみてください。少し離れるけど、「石橋」も頑張って歩いて行ってよかったです。
地中美術館も混雑していましたが、タレルの部屋は子どもも感動していました。