インドの便利なQRコード決済アプリCheqを使いこなすためのすったもんだ。

インドでもペイペイみたいなのが普及しているらしい。
よくニュースで見ていたけど、はて、どうしたら観光客でも使えるのか?

という疑問に答えます!

この記事では、インドQR決済アプリ「Cheq」を現地で使うための方法をご紹介します。

目次

QR決済アプリのメリット・デメリット

メリット

  • 小銭を用意しなくて済む。
    • タクシーや個人店などでは、お釣りをもらえないことがしばしば
      QR決済アプリを入れておくと余計な心配をしなくて済みます。
  • 現金を持ち歩かなくて良い。
    • 防犯のためにも良いでしょう。
      チャージ金額が少なくなったら、クレジットカードで送金ができます。
  • 大都市では大体使える。
    • デリー、コルカタのちゃんとした(屋根のある)レストランやショッピングモールなどでは大体使用できました。メトロでも使えます。
  • Uberアプリにも連携できる。
    • タクシー・リキシャの支払いにも使えます
      降りてから決済処理をすれば良いので、着いたらすぐ降りられる。時間も無駄にしません!

インドではQR決済のことを「UPI」と呼びます!(Unified Payments Interface)
→レストランなどでの支払い時に、「UPI!」と叫ぶとQR用意してくれます。

デメリット・注意点

  • 手数料の支払いが必要
    • アプリ登録の時に手数料の支払いが必要です。*登録時の一度のみ。通常999ルピーですが、ディスカウントが入って799ルピー(1400円くらい)でした。
  • 個人アカウントに対して支払いができない。
    • ツーリストアカウントでは、会社としての登録があるアカウントに対して支払いができますが、個人のアカウントには使えません。現金ならノータックスだけど、Cheqかクレジットカードなら税金12%かかるよ、と言われ、現金を選択したことが宿やレストランで数回ありました(12%、結構大きいのです。)
  • バラナシでは全然使えなかった。
    • バラナシでは会社として登録していない個人商店やレストランが多く、Cheqはなかなか使えませんでした。ホテル代などの大きい金額の支払いは、ホテルと交渉して日本円で支払いをさせてもらったり、融通を効かせてもらいました。レートもまずまず。
バラナシのスタバなら使えた!

それでも、私はアプリを入れておいてよかった!と思います。
また使える日が楽しみ。

QR決済の設定方法

大まかな流れ
  • Cheqアプリをインストールする(所要時間1分)
  • アカウント登録&手数料(2000円)くらいを支払う(所要時間15分)
  • 現地の店舗に出向いて最後の手続きをする(所要時間うまくいけば15分〜1時間…+ 移動時間)

インド渡航前の準備

Cheq アプリのインストール

まずはアプリをインストールします。

‎Cheq:UPI for Foreigners & NRIs
‎Introducing CheqUPI – tailored specifically for foreign nationals and NRIs, our app is the epitome of convenience in digital payments across India. With CheqUP...
Cheq:UPI for Foreigners & NRIs - Apps on Google Play
Go cashless & navigate India effortlessly with CheqUPI's digital INR wallet

アカウント登録〜手数料支払いまで

色々忘れてしまったのですが、アプリをインストールしたら、

  • 名前
  • 日本の電話番号
  • Emailアドレス

などを入力してアカウント登録をします。
すると、「transcorp」というアカウントからOTPがSMSで送られてきますので、数字を入力します。

そして、手数料の支払いまで済ませます。

私はRevolutの使い捨てカード番号を使用して支払い処理をしました!

手数料まで支払ったのに、まだまだやることが・・・

現地でやること

whatsappで担当者に連絡

アプリ内で担当者が指定されるので、その人に連絡をしてみました。
祝日で休みだったりするので来店前に聞いてみると良いでしょう。特に来店予約は不要でした。

好きな店舗に訪問

持ち物
  • スマートフォン(SMSが受け取れる設定にしておくべし)
  • パスポート
  • ビザ (原本があった方が安心)

SMSでOTPを受け取る必要があるので、前もってスマホの設定をしておくとスムーズ(私はここで突っかかりました)

デリーには3カ所の事務所があるようですが、私はコンノートプレイス店に行ってきました。

*指定した場所に担当者を呼ぶこともできるみたいですが、ちょっと怖かったのと、コンノートプレイスにも行ってみたかったので訪問を選びました。

Google mapでは9:30開店と書いてあるけど、本当は11時からでした。日によって違うかもしれないので注意!

コンノートプレイス店への行き方

メトロ、ブルーラインのBarakhamba Road駅からほぼ直結なので便利です。

私はコンノートプレイス駅で降りてしまい、歩いて10分くらいかかりました。
10分といえども、途中車の多い通りを2、3回渡らなくてはならなかったのでヒヤヒヤです。

Indra Prakash Buildingというオフィスビルにある、Transcorp international limited という会社(両替所?)がCheqアプリのアクティベーションをしてくれるところです。

観光客が入って良いのか?という感じのオフィスビルなのですが、奥の棟にいる守衛さんに、「G-24に行きたいんだけどどっち?」と聞いてしまいましょう。
そうしないと私のようにぐるぐる3周する羽目になります。


GというのはGround Floorなので日本で言う1階にあたります。

こちら↓は、最寄駅の場所です。

外観はこんな感じ。こんなに社名を主張しているのに、3回くらい前を通り過ぎました。
コンノートプレイスは、こんなところ。営業開始はGoogleマップに載っているよりも遅く、昼過ぎからだ、と通りがかりのおっちゃんが教えてくれました。スタバやカフェは10時過ぎにはやっていたので休憩しながら。
ぶれぶれだけどもBarakhamba Road駅への階段。薄暗すぎて不安になるけど、通常営業でした。ビルの敷地を出るとすぐにあります。

アクティベーションの流れ

  • パスポートとツーリストビザを提出。コピーを取られます。
    • (私はビザを忘れてしまいましたが、スマホにとってあったPDFで良いと言ってくれました。でも常にツーリストビザも携帯しておかなくてはならなかったらしい。)
  • PINナンバーを作成。
    • 支払い確認に必要な4桁の番号を登録します。毎回の支払い時にアプリで入力を求められます。
  • 最後のSMS認証
    • SMSにメッセージが送られてくることで、完了、となるはずでしたが、私はSMSを受け取れない設定になっていたようで何度やってもできず。スタッフは、「まあ、時間がかかるからもうちょっとしたらできるよ」と言い追い返そうとするのですが、完了まで店を出てはダメ!
    • 色々自分で試行錯誤していたら、別のスタッフが違う方法でアクティベートしてくれました!!(どうやったかは忘れた・・)スタッフ①を信じて帰ってたら無駄足になるとことだった・・・粘り勝ちです!

アクティベート完了となるまで店から出ない!そしてゴネる。最後まで、しっかり確認を。

待たされすぎて棒になる息子。

Cheqアプリの使い方

  • アプリを起動
  • 「Scan QR」をクリック
  • QRコードを読み込み -> ちょっとまつ。
  • お店で設定したPINコードを入力
  • 完了!

メトロの券売機でも使用できます。
Cheqがなかったら、小銭がない場合は一人しかいないカウンターでチケットを買わねばならないので、時間の節約にも。

すったもんだあったけど、Cheqアプリを入れておいてよかった!
決済が便利だから、だけではなくて、インドの玄関口デリーで一つタスクをクリアしたことで、ここから続くインド旅行への自信がちょっとついた経験でした。
ここでもインド人の優しさに触れ、警戒心もほぐれてきて楽しくなった

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